希少な専門職獲得のための、戦略的な採用支援体制を構築
「未来の当たり前を、今つくる。」という理念のもと、SEEDER株式会社様は独自のリサーチに基づく未来予測からAIプロダクト開発まで、幅広いサービスを通じて企業のイノベーション創出を力強くご支援されています。
Happiness insightに採用に関するご相談をいただいた当初、SEEDER様は事業の急成長に伴い、同社のサービス品質と成長の要となる専門職「ストラテジックプランナー」の採用が急務となっていました。しかし、その市場における希少さと採用の難易度の高さから、自社だけでの採用活動に限界を感じておられました。
こうした背景を受け、Happiness insightはSEEDER様の採用課題を解決すべく、伴走型の支援を開始。採用が困難なポジションに対するアプローチ戦略の立案から実行、さらに採用プロセスの最適化に至るまで、一貫したサポートを提供いたしました。

事業拡大フェーズで顕在化した
「専門職採用の壁」と「人事担当の不在」という課題
イノベーション支援という事業の特性上、SEEDER様にとって高度な専門性を持つ人材の獲得は、事業成長に不可欠な要素でした。特に、広告業界などで活躍する「ストラテジックプランナー」は、同社のコンサルティングサービスの質を左右する重要なポジション。しかし、その採用は困難を極めていたと、COOの王様は語ります。
「ストラテジックプランナーは市場における母数が少なく、経験者の獲得競争も非常に激しいポジションです。大手エージェントに依頼しても、当社のニーズに合う方とはなかなか出会えませんでした。加えて、社内に専任の人事担当がいない状況で、私自身がCOOの業務と並行して採用も兼務することへの限界も感じていました。自ら候補者を探してアプローチする時間が十分には取れず、かといって専門のヘッドハンターに依頼するとなると今度はコストも気になります。当時はどうすれば効率的に採用を進められるかを模索していた状況でした。」
データに基づく柔軟な戦略変更。伴走型で進める採用支援

― 採用課題に対して、Happiness insightと取り組んだ具体的な支援内容を教えてください
「まず特筆すべきなのは、採用難易度が非常に高い職種に対して、粘り強く、かつ戦略的にアプローチし続けてくださったことですね。当初、経験者に限定してオーソドックスなアプローチをしていた時期は、なかなか反応が得られませんでした。しかし、津田さんはすぐに『このままでは難しい』と判断し、ターゲット層を関連職種へ広げたり、スカウト文面を候補者の興味を引く内容にガラッと変えたりと、次々と改善策を提案・実行してくれました」
― 具体的にはどのようなアプローチが有効だったのでしょう?
「単に応募を促すのではなく、『プランナー同士で情報交換しませんか?』等、よりカジュアルで心理的なハードルを下げる切り口に変えたことが大きかったですね。加えて、私たちが行っている独自のリサーチやAIプロダクトといった事業の魅力を具体的に伝えたり、正社員だけでなく副業(ギグパートナー)としての関わり方を提示したりと、多角的なアプローチを試していただきました。結果的に、候補者からの反応率が目に見えて向上し、コンスタントに候補者と面談が設定できるようになったのは採用活動における大きな進展でした。この職種の方々と接点を持つこと自体が難しい状況の中、スカウトを通じて優秀なギグパートナーの方々のジョインが増えていることは、非常に価値のある結果だと感じています。」
― 伴走型の支援という点ではいかがでしたか?
「毎週の定例ミーティングは非常に有益だと感じています。単なる進捗報告にとどまらず、候補者のリアルな反応や、送信数・返信率などのデータに基づく分析、さらに具体的な改善提案まで提示してもらえることで、PDCAサイクルがしっかりと機能している実感があります。
また、候補者のサーチや日程調整といった煩雑な実務もすべてお任せできていることで、本来注力すべき業務に集中できるようになり、結果として業務全体の効率化や生産性の向上にもつながっています。」
採用実務を超えた価値提供、「人事顧問」として組織に寄り添う

― 採用支援全般を通して、Happiness insightをどのように評価されますか?
「単なる採用業務の委託先ではなく、共に事業成長を考えてくれるパートナーだと感じています。採用戦略の提案にとどまらず、定例ミーティングの中ではスタートアップ特有の組織課題について相談に乗っていただいたり、私たちが知らない人事の知見を共有いただくこともあり、非常に心強く感じています。津田さんの存在は『人事顧問』という表現がしっくりきますね。特に、まだ人事機能が確立されていない当社のようなフェーズの企業にとっては、専門的な視点からのアドバイスは非常に貴重です」
― 人事機能をこれから整備するフェーズのスタートアップにとって、特にメリットだと感じる点は?
「専任の人事担当者がいなくても、採用活動を円滑に進められる点ですね。実務の大部分をお任せできるので、コア業務への影響を最小限に抑えられているのは大きなメリットです。特に、私たちのようなスタートアップのスピード感や変化の多い状況をよく理解した上で動いてくださるので、安心してお任せできます。また、専門的な知見はもちろんですが、気軽に相談しやすいお人柄も、リソースが限られ、悩みの多いスタートアップにとっては特に心強い点だと思います」
採用は未来を創る組織づくり
最後に、採用に課題を抱える企業へのメッセージを王様に伺いました。
「採用は、単に人を集める作業ではなく、会社の未来を創るための重要な組織づくりの一部です。特に私たちのようなスタートアップ企業や、人事機能がまだ整っていない企業、経営者やマネジメント層が採用業務に多くの時間を取られコア業務に十分なリソースを割けていない企業、または専門職採用に課題を感じている企業にとって、Happiness insightさんのような伴走型の支援は大きな力になると実感しています。
採用実務の大部分を信頼して任せられるパートナーがいることで、経営層は事業成長そのものにより注力できるようになります。 自社の状況やカルチャーを深く理解し、専門的な知見と実行力をもって柔軟に伴走してくれるパートナーの存在は、採用の成功、ひいては事業成長を実現するために欠かせないリソースだと考えています。」
Happiness insightは、企業の成長フェーズや個別の課題に寄り添い、最適な採用戦略の立案から実行までを一貫してサポートします。「どんな人材を採用すればいいか分からない」「採用活動がうまくいかない」「人事機能の立ち上げに悩んでいる」といったお悩みをお持ちの企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。

SEEDER株式会社
「未来の当たり前を、今つくる。」をビジョンに掲げ、先進的な生活者「トライブ」に関する独自の定性リサーチを基盤としたイノベーション創出支援を行う専門コンサルティング会社。未来洞察に基づくコンサルティング、新規事業・商品開発支援、AI活用サービス「Future Store」などを展開。
https://seeder.seedata.jp/